6.生まれつきの欲求
安心できる感覚や繋がり、愛情や養育、必要とされていることを感じ、価値を認められ、ありのままの自分を感じてもらいたいという生まれつきの欲求は、いのちの始まりから存在しています。
これらを満たし、適切な環境を提供することで、最も望ましい発育が促されます。
7.コミュニケーション
赤ちゃんは常にコミュニケーションをとり、つながりを求めています。 赤ちゃんの多面的なコミュニケーションの能力を尊重した関わり方や対応をすることで、赤ちゃんの最適で全体的な発達をサポートします。
8.母と子のつながり
妊娠・出産・乳児期における母と子の絆、母と子の相互のつながりを尊重しながら最も最適な状態を維持することが最優先です。
9.絆 (ボンディング)
誕生と絆の形成は、母親、赤ちゃん、父親またはパートナーにとって重要な発育上のプロセスで、それが生涯にわたって影響を与える中核的なパターンを形成します。
- 赤ちゃんとお母さんにとって最良の結果をもたらすのは、お母さんが自信を持てる状態でサポートされていると感じ、最小限の介入で、お母さんと赤ちゃんのつながりや肌のふれあいが中断されず、自然な状態で出産のプロセスが進行されることです。 赤ちゃんがお母さんと一緒に居られなければ、父親が赤ちゃんとのふれあいやつながりを継続することが重要です。
- 赤ちゃんが反応し、そして最高の成長を遂げるのは、赤ちゃんと直接のコミュニケーションを取り、母親との関係性が邪魔をされず、出産の経過そのものが赤ちゃんの方向性を決める能力と周囲で起こる出来事を統合する能力を応援することで起こります。
10.解決法とヒーリング
家族全員の生活の質に影響を与える過去や現在の葛藤、ストレス、問題を解決し、癒すことが最優先です。 妊娠前に解決することが望ましいです。 必要に応じて、母親、赤ちゃん、父親の治療やサポートをこの重要なプライマリー・ピリオドにできるだけ早く行うことが最適な結果につながります。
11.基礎となるパターン
未解決の問題が残っていたり、妊娠、出産、産後1年間に最適とは言えない条件や体験があったりすると、健康問題、ストレスからくる行動、自己調整の困難さ、愛着形成、学習障害、その他の障害など、生涯にわたって生命を減退させるパターンが多く見られます。
12.専門家のサポート
これらの初期の問題は意識レベルの下にある潜在記憶のシステム、潜在意識、身体的パターンに埋め込まれます。
出生前・周産期心理学の訓練を受けた専門家は、これらのパターンを特定し、赤ちゃん、子ども、親、大人、年齢に関係なく、これらの初期のパターンを癒し、より人生を豊かにするものへとシフトするサポートができます。
両親が子供の妊娠・出産にまつわる未解決の問題を解決し、癒すことで、子供はいくつになっても恩恵を受けることができます。
日本語版 出生前・周産期心理学の12の原則の特設ウェブサイトへのアクセスや、シェアをご希望の方はこちらへ。
12guidingprinciples-ppn.com/Japanese